皆さまこんばんは、プンクスです。
最近、AIがテーマの雑誌を読むと、「AIに代替される仕事」と「AIに代替されにくい仕事」の一覧をよく目にします。
そこでつい「公認会計士」を探してしまいがちですが、ほぼ「代替される」側に掲載されてしまっています。これを見て、がっくりされた方も多いでしょう。しかし、、、これは断言したいのですが、私は代替されないと考えています。なぜなら、今の私がある程度証明しています。
本来、この「公認会計士」の定義を明らかにする必要がありますが、これらの記事で対象としているのは、公認会計士のうち明らかに「監査業務」です。
リスクアプローチに基づいた監査手続が標準化・自動化され、一部の怪しい所だけ注力することで人員が不要になる、これはわかります。
でも、公認会計士はこのご時世、監査をやっている人だけではありません。企業内会計士だけ見ても、その数は年々増えており、その仕事も経理だけに留まりません。
公認会計士自体、それなりの難易度の試験で、この合格+他の経験が他の仕事への一定の信頼やオーソリティを持ちます。
今、手元に「代替されにくい」リストがありますが、この中に、会計士にも適性があると思われるものが多数含まれます。一例は下記の通りです。
・エコノミスト
・中小企業診断士
・経営コンサルタント
上記は全て会計士にも適性あります。エコノミストはやや変わり種としても、中小企業診断士は、会計士が中小企業に入ってCFO的なポジションにつけば、補助金を調べたり利用したりで足りないところを補い、(中小企業診断士に失礼ながら)同等の仕事となります。
経営コンサルはいうまでもないですね。既に人気の転職先です。
またこの他にも、標準的な区分で表現できませんが、経営者やCFO業務は全て「代替されにくい」となるでしょう。世の中、中小規模の会社も含めると、非常に多くの会社のCFOポストがあります。
そして、結構な数の会社で、優秀なCFOを求めているのが実情です。
このため、「代替されやすい」職業は公認会計士ではなく、「監査法人会計士」や「公認会計士監査業務」とすべきと考えます。更に加えると、監査法人会計士も合格率を適切な水準に絞る限り、ひどいことにはならないと予想します。なぜなら、独占業務たる監査自体がなくなることはないし、様々な道を見出して多くの会計士が監査法人を出た結果、監査法人会計士の数も妥当な数に自然に落ち着くはずだからです。