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転職市場、各業界状況

最新有効求人倍率(2018年11月)と2019年の景気、転職市場見通し

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皆様こんばんは、プンクスです。
本年もよろしくお願いします。

さて、少し時間が経過して、概ね想定通りの動きとなっています。
以前より踊り場という表現を用いていますが、何が言いたいかというと、
既に景気の方向性としては、ピタッと止まっています。

そこそこ悪くない状態ですが、上向きではありません。

この年末年始、毎日米国に振り回されましたが、あれは結果、薄商い時にAIのアルゴリズムが一斉に動き、動きすぎたものを補正する動きがほとんどで、まだ本質的な動きではありません。浮き沈みがないと儲からないので、相場が遊ばれているだけです。ずっと踊り場継続です。

まず、直近の有効求人倍率は、下記を見てわかるとおり、現状維持です。悪化もしていません。ただきっかけを待っています。

これがぐっと更に上がって行くことも考えずらいです。これ以上の上昇は色々なところに軋轢を生むからです。この年末年始、都心の飲食店は外国人が非常に目立ちました。このような傾向が今後より強くなっていくのでしょう。

株も為替も神経質な動きで、今後は良くて安定、諸外国の動きをみると、円を買いやすい環境が整いつつあり、為替は円高に向かう動きも見られます。

日本の内需はどうしても従事者が多い建設・不動産業界の安定が必要不可欠です。この点、オリンピック後、次は大阪万博があることもあり、この土台はしばらく安定しそうです。
ただ面白い(危ない)のは、渋谷の再開発です。びっくりするぐらい多くのオフィスビルが今後数年で建設され、渋谷がガラッと変わります。これを受けて、渋谷から少し離れたオフィスビルの賃料が下がり、空室率が上がることが予想されています。

オフィスの極端な空室は悪循環の始まりでもありますので、渋谷の数年後には注目しています。

これらを踏まえ、転職を踏まえた視点で見ると、本年はまだ遮るものは見当たりません。売り手市場は継続すると見られます。この状況が悪化するとしたら、米中関係、トランプ関係、中国の景気など、大きな海外事案による問題が勃発したときでしょう。

年明け早々104円/ドルにタッチしたように、世間(の相場)が少し大きな動きを期待している節もありますので、引き続き注意は必要です。

 

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