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アジアにおける日本人会計士の信頼性

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今回は、監査法人を飛び出して海外を舞台に仕事をすることとなった時に
実感する環境についてお話をさせていただきます。

私は海外現地法人の社長でもあります。
かつて現地で必要なビザを取り、一から設立しました。

アジア中心によく海外へ行きますが、いつも公認会計士資格に
助けられます。なぜなら、初対面の海外弁護士、CAなどの専門家はもちろん、
それ以外でも実に多くの方に対して、日本人公認会計士というだけで容易に信頼関係が構築できるからです。

なお、ここで言う信頼の使い方は、監査法人の出張や、家族旅行でいくのとは少し違います。自分または会社の直接的な利益のために信頼を使うので、モチベーションが異なります。

初対面の挨拶の次は、よく決まり文句のように本製品はサイコーだと皆称賛してくれます。事実、本当にいたるところで日本製品を見ますよね。本当に感銘します。

HUAWEIの自分の携帯をいじりながら、私も調子のいい回答をするわけですが、先人が作ってくれた信頼に乗っかって、会計士の資格を使ってビジネスできるというのは非常に大きなアドバンテージです。

こちらから売り込まなくても、先方がこちらに興味を持ってくれることが多いです。

最近で言うと、ドバイのスタバで仕事をしていたら隣の黒人が急に話しかけて意気投合し、途中で日本のCA(CPAではなくCAと言った方が通じます。chartered accountant。)だと伝えると、その方はジブチというアフリカの小国の役人だと。

この国は小国ながら安倍首相も数年前訪問したことがあり、新日国。
名刺をくれたので、後で調べてみるとすぐに出てくる大物でした。
彼のビジネスは悩みが大きすぎて解決できてないのですが、今もwhatsup(海外で人気のLineのようなアプリ)でつながっています。

現状は、英語さえ話せれば、勝手に世界中でコミュニケーションの範囲が広くなってくるのを実感できますよ。これもまた早い方がいい。英語が使えて有利な時間は限られてます。
これから間違いなく野球の大谷選手のような二刀流(会計と英会話の両方が一流な方)がたくさん出てきますよ。今の上位高校生がそのようなカリキュラムに則ってますから。

海外を舞台に仕事をしたいと思う方は、早いうちにプランを練って動きましょう。

 

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