皆さまこんばんは、プンクスです。
この数カ月、近しい間柄の会計士での転職が目立ちます。
特徴的なことは、それぞれ大企業、大手コンサル、大手監査法人問わず、転職先が大手であることです。
年収は聞ける範囲ですが、悪くて現状維持、ほとんどは小幅UPが多いです。金額は全てが1,000万円を超えているわけではありませんが、900万円~1,500万円に集中しています。
監査法人も中小は大変のようですが、民間も同じです。先日人手不足のレポートをご紹介しましたが、最近のトレンドは人もモノもない。
まずモノですが、製造現場も大変です。先日甲府へ行く機会がありましたが、甲府でのものづくりは非常に厳しいものとなっています。人も集まらなければ、物を作る手段もない(新規外注はどこも受けてくれない)。工場団地の某大手が全て持っていってしまうようです。
このため、必要な部品を調達するのに、半年以上待つケースもざらです。
次にヒトですが、こちらは本当に大変。これは東京の方が顕著ですね。皆こぞって、中小の要となる人材が大企業へ転職する傾向があります。でも好景気では当たり前の話ですよね。不況期では適わなかった方々も、しっかりした能力をお持ちであれば、大企業で十分に力を発揮できます。
これは私の私見ですが、どちらかというと、まんべんなく知っている会計士より、特定分野に何か強みを持つスペシャリストが好まれる傾向があるように感じます。
M&Aしかり、移転価額税制しかり、、、etc。
業界にもよりますが、中小においては経理財務の要が圧倒的に不足しています。
中小→大手の流れは間違いなくありますので、この状況はまだ続くでしょう。
昔から継続して、人づてに中小のニーズを聞きます(誰かいい人はいないかといった類)が、中には優れたニッチトップの中小企業も多く存在しますので、このような企業でCFOとして力を発揮するのもなかなか面白いかもしれませんよ。
どこでも競争や潰しあいがありますが、無用な社内政治が少ない傾向があります。会社が生きていくための施策をじっくり考えて、落ち着いて仕事ができます。
このような会社は人材紹介会社にも広く登録していませんので、広く聞いてみるとよいでしょう。3,4社登録して、気長に待っていれば必ず見つかります。