こんばんは、プンクスです。
監査法人の経験者は、辞めた後も付き合いが続く限り、誰がどこに行った、
という情報が絶え間なく入ってきます。
転職者の情報は何百人も知っていますが、
会計士の監査法人後の進路トップはやはり大会社経理財務。次いでコンサル、内部監査。税務(独立含む)。あとは私のような経営企画。このあたりでしょう。
私は中堅規模の老舗の経営企画です。
私は幸い認めていただける先に巡り合いましたが、自分の能力以前に、「未経験の会計士」という時点で、例え優秀な方でもなかなか厳しいです。変わり種の職種を本気で目指す場合、まずは企業内会計士としての地位を確立し、将来のチャンスに備えましょう。
私がやってきた海外プロジェクトの一部は下記の通りですが、財務中心に全て会計士としての経験が活かせます。実は会計士と経営企画は、個人の適正(固く言えば、コミュニケーション能力)さえ合えば相性良く、実績を出しやすいし、面白いんです。
「大きい販路を作る。」
「海外弁護士事務所・会計事務所と渡りを作る。」
「海外で会社を設立する。」
「海外税務調査対応・対策」
「上記のついでに子会社管理」
業務は色々あります。わからないことがあれば、色々な人に助けを求めるわけですが、英語と胆力さえあれば、この点は非常に楽しく、やりがいがあるといえます。
あとAIによる脅威も避けられます。先日、とある人工知能事業の会社に汚い文章を自動的に読み取るソフトを紹介してもらいました。日に日に成長しているそうで、メガバンクでも採用が決まったようです。
皆さんが銀行窓口で記入する用紙。あれは裏で手打ちでデータ入力しているようですよ。それが今後は低コストでデータ化される。この読み取り技術が凄く、驚きました。汚い文字でも枠からはみ出ても、訂正の二重線さえ認識する(なかったことにする)んですから。
更に驚くのが進化の過程。3カ月ごと程の短い期間で、○○ができるようになりました!という更新がされている。昔見た映画のマトリックスを思い出しましたよ。この情報処理能力で、機械が機械を作っていくとどうなるんだろうと。
経営サイドは、これを選択する側。監査や会計はこれから効率化されて整理されていく側。40代は逃げ切れるかもしれませんが、30代はどうでしょうね。