皆さまこんばんは、プンクスです。
本日は、会計事務所も踏まえた会計・税務業界の就職・転職
状況のお話です。
現在、公認会計士は約37,000人(公認会計士協会発表)、税理士は約77,000人(国税庁発表)いるのに対して、会計事務所職員は16~17万人、民間の経理は400万人と言われています。
これを踏まえ、何が起きているか実務面から考察します。
ここ数年は会計士合格者数の減少から、監査法人でも人手不足です。独立した会計士達も皆大忙し。監査法人も来年のバイト探しを既に開始。
これに加え、税理士試験合格者自体も2012年と比較して2割程度減少しています。結果として、税理士の新規登録数は3,000人弱でそれほど増えていません。
つまり、税理士試験合格者も大人気で、会計事務所の転職市場も売り手です。修士税理士も差別なく、税理士試験の科目合格者や、無資格だが実務経験豊富な方も引っ張りだこのようです。
最後に、民間の経理財務、税務。
こちらも慢性的な人手不足の煽りを受けて、人が取れない状態。
だからこそ、AIやデジタル化の必要性が叫ばれ、クラウド会計始め急速な業界の変革が起こっているのですけどね。10年単位の中長期は間違いなくリストラクチャリングされる流れでしょう。
このような流れの中、会計士、税理士他、会計士試験や税理士試験の科目合格者も含めて、今が一番いいのではないでしょうか?
2008年頃も良かったですが、あの頃はJSOX監査などに端を発したもので、あくまで監査業界の話です。
今回は複合的な要因が影響していますので、まだ1年程度は安定しそうですね。
ただ、この倍返しが数年後に来る可能性が高いです。
きっかけは理由問わず、日本全体の売り手市場の勢いが止まった時です。
そのあたりになると、今の人手不足に対応すべく監査業界や経理業務も合理化が進み、経理の人数が2,3割は削減できるになっていると思われます。(なお、freeなどは半数減る見通しを挙げている。)
すると、人材がいないから筋肉質な体質にしたのに、各業界で急に人材が余り始めるわけです。同じようなことがリーマン後ありましたね。「何か」は「いつか」あるわけです。
幸い私は世界市場、為替、日本の株価、AI発達、民間経理人材、会計士税理士業界人材の動向が広く得られるので、比較的早く動向がわかります。
発端は結局世界景気であることが多いですね。
売り手市場に陰りが見えた時は、まだブログが続いていたら追伸します。
このブログも開始後なんとか1か月が経過しました。
毎日夜間頑張ってますが、多くの方に見ていただいているようで励みになっています。拙いブログですが、一人でも多くの判断の参考になれば嬉しいです。