こんばんは、プンクスです。
今日は会計士試験合格後の、進路のお話です。
皆さま、今会計士試験の結果待ちで、監査法人を回られているところでしょうか。色々な思いの方がいるでしょうが、今後の進路にも頭を悩ませているのではないでしょうか。
監査法人の違いというのは、伝え聞いたネットの情報ぐらいしかわかりませんよね。
先に予備校で合格した先輩達も、多くは新人でしょうから、真実はあまり伝わらないと思います。
恐らくどの監査法人でもウェルカム状態なのではないでしょうか。
現時点でもう監査法人の方々が来年繁忙期のバイト確保に動いており、明らかに人出不足継続です。どこに進むにせよ、合格後路頭に迷う心配は不要でしょう。
このような状態ですと、逆に監査法人へ行く必要があるのかと心配になる方も多いでしょう。世の中、監査法人に対しても、監査法人の中もネガティブな雰囲気でいっぱいです。
私も合格当時、進路について迷いました。会計士の信用と能力を用いて、より質の高い仕事をしたいと考えていましたので、監査法人の監査という業務は当時からポジティブな印象を持てませんでした。
しかしながら、私は迷いながらも最終的に大学の同級生の紹介で監査法人に入りました。 今となっては監査法人へ行って本当に良かったと、非常に感謝しています。
このため、監査法人へ行かないことを迷っている方は、是非下記ご一読頂ければ幸いです。私は利害関係ありませんので、本心から出た客観的な思いです。
下記、監査法人に入所することで得られるメリット3点挙げさせていただきます。
- 人脈先週同期数人と会いましたが、退職後も非常に長い付き合いが続きます。
この監査法人同期というつながりはこのタイミングでしか得られないもので、公私ともに、一生ものの付き合いが続きます。
また、お世話になった上司とも関係が続きます。これが縁で仕事をしている方も多いです。 - 監査経験合格直後のスタッフですと、実務は知らなくても、理論は知っている。
この理論と実務を照らしながら監査を知るという経験はこの瞬間しかできません。
どんな優秀な会計士でも、丸暗記しているわけではないので、マネージャー以上の方が準備なしに会計士試験を受けたら、合格率は0.001%程度ではないですか。それはさておき、このタイミングで監査実務を経験しないと、後で監査実務に就くことが厳しくなります。それはそれで良いのですがリスクヘッジの面でマイナス面も大きいでしょう。人生色々あるでしょうから、仮に何かあったら監査法人に戻ろう、繁忙期にバイトで稼ごう、という考え方は私は悪くないと思います。 - 修了試験
意外に大事なところです。監査法人のスタッフは、修了試験前に、まるまる1カ月程度の休暇をもらえます。これに有給を加える者もいたり、仕事を避けきれず休みが少し減ったり、鎬を削るチキンレースが毎年繰り広げられます。休みが少なくてもドンとしている人は本気で英雄視されます。落ちたら理由問わず大目玉で、人生かかってますからね。
監査法人の合格率ですと、概ね8割以上は合格し、全体合格率よりかなり高いです。
割を食っているのが一部の繁忙部署や、監査法人以外で全体的に休みが取れない仕事をしている方です。一般事業会社では、1週間でも驚かれますよね。でも1週間では、監査実務経験もばっちりの監査法人の面々に勝つのは厳しいですよ。
修了試験は合格率が高いからいつか合格するだろうと安易に考えていると、負のスパイラルに落ち込みます。この差は本当に大きいと思います。
以上です。進路もまた人それぞれなので、後悔ない会計士生活を送ってください