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会計士の経験が活かせる部署

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こんばんは、プンクスです。

今回の表記のテーマ、恣意性が混入してしまってますが「転職したい方」に限れば
ほぼ当てはまると考えています。

まず、監査法人からコンサルを除く転職先業務ですが、募集する案件や100程度の転職事例から、下記の感覚でいます。

・経理 40%
・財務 15%
・税務 15%
・内部監査 10%
・M&A  10%
・その他企画系など 10%

やはり多くは経理。会社側も経理スペシャリストとして、迎えるケースが多いです。

しかしですよ。全員ではないですが、
監査法人から転職したい多くの方が抱く主要な転職理由の一つは、「やりがい」ですよね。主体的な仕事をしたいと。それであれば、経理の仕事は相対的に、将来の仕事の幅や「やりがい」に関してやや劣ると考えます。

経理のことを悪く言う意図はないですが、キーパンチャーの仕事をしたいと思う会計士はあまりいないでしょう。指導する立場にあっても、仕訳の可否を判断、承認、監査法人にペコペコ、上席へ報告。そして期末は忙しい、、、

やはり「やりがい」という意味ではややインパクトに欠けます。

私の仕事は財務を包含していると言えますが、特に海外を舞台とした全世界での資金繰りのコントロールは面白いですよ。実務を経て知ることももたくさんあります。
そして、財務で必要とされるスキルの多くは既に会計士は受験勉強or監査法人で経験済です。
経理よりも困らないと思いますよ。新卒会計士など、実は仕訳入力をしたことがないに等しい会計士も多いですよね。

このように、お金に困ってない会社でなければ、やりがい、経験、いずれにおいてもまず財務をおすすめします。銀行との関係でも、財務は重要な部署です。
逆に、無借金経営やお付き合いの借入のみの会社は退屈かもしれませんね。安定という意味ではよいかもしれませんが(というか、そのような優良会社は別の意味で当たりですね。安定した生活も大事ですから。)

事前に、経理の仕事以外の部署がどのような仕事をしているのか、研究していただければ幸いです。財務も経営企画も、MAも当然内部監査も、会計士のスキルとの相性が、本来はバッチリと考えています。

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