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転職後

監査法人会計士と企業内会計士のワークライフ比較

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こんばんは、プンクスです。

本日は、監査法人から民間へ転職後、経営企画をモデルケースとして、
ワークライフがどのように変わるか比較します。

時間軸ですと何パターンか示す必要があるので、違いがみられる
下記の区分ごとに比較していきます。

・就業時間
・勤務地
・仕事と評価
・長期休暇

【就業時間】
監査法人は7時間に対して、通常民間の就業時間は8時間であることが多いです。
シンプルながら、かなり影響が大きいところですね。

監査法人はブランクの日など、9時30分に来て、17時30分にスマートに帰れたりするわけです。但し、優秀な方はブランクはあまりないですね。通常は現場にいるか、何か仕事を抱えています。

一方、民間ですと、18時あたりが終業時刻であることが多いです。

この時間の使い方は実に様々。私のような経営企画ですと、調査、起案、計画、実行にかかるプロセスに多くの時間を費やします。最終的に結果が全てです。一日の行動はそれぞれの報告がしっかりできていれば制約がない点で優位性があり、実質フレックスのようなものです。

一般的には、経営企画で結果を出すための道筋はそれぞれで、一スタッフであればコンサルのように納期のプレッシャーの元厳しく時間管理され、評価されます。
やはり企業内会計士として転職するのであれば、それなりの裁量を持ち、主体的に部下を管理する側でのポジションを目指したいところです。

【勤務地】
ご存知の通り、監査法人は人によって差はあるものの、8割~9割は現場ですよね。
あとは研修とブランク等々。

対して、民間ですと毎日同じ勤務地が基本。
経営企画の場合は外出が多い方で、私の場合は、海外案件が多いので、3カ月に1回は1~2週間出張へ行きます。一方、経理であれば、いつも同じ場所、机で過ごすこととなります。

出張好きな方にとっては、毎日の勤務地は大きなポイントかもしれませんね。

【仕事と評価】
監査法人の場合は、人の会社お邪魔して、人の事業の表面を理解して、人の数字を見て監査するわけですが、自分で作った実績ではなく、多くは歓迎されているわけではありません。
会社の業績が良くても悪くても、自らの評価には関係ありません。
決められた計画に基づいて監査を実行して、審査を終えて、監査報告書を出して、、
その過程を上司数人に評価してもらいます。

民間の経営企画は真逆ですね。
自ら企画して作り上げ、その成果をもって評価を受けます。実にシンプルです。
自分達の成果の積み上げとして、会社の業績があり、会社の業績に影響も自らの評価に反映されます。一見良いですが、会社の数字自体が悪いとダイレクトに待遇に反映されてしまいます。

【長期休暇】
監査法人は、忙しい方でも多くは閑散期に長期休暇を取っています。

一方で私のケースですと、スケジュール管理により、いつでも休みを取れる代わり、
長期休暇はなかなか取りづらいです。企画の切れ目というものがなかなかなく、
財務責任者でもあるからです。
経営企画にかかわらず、地位を確立した多くの転職組の会計士は、何かしらの事象で
長期休暇を取ることが難しいのではと思います。

一般的にはこの風潮は明らかに変わってきており、計画的に定時内で仕事を終わらせ、スマートにリフレッシュ休暇を取れる形が評価されつつありますね。

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