10年以上の多様な経験をもつ公認会計士が、国内外で直面する問題に注目し、経営企画、財務、税務、海外進出、転職まで、人それぞれの道を応援します。

公認会計士プンクスの経営財務・転職ナビ

小ネタ集

ドバイという変わった国のご紹介

更新日:


皆さまこんばんは、プンクスです。
今、出張でドバイに来ています。

ドバイはUAEの首長国のうちの一つですが、どのような印象をお持ちでしょうか。私はこの国、結構好きなのですが、今回あまりガイドブックに載っていないことを意識して色々お話ししたいと思います。

UAEとはどんな国

UAE(アラブ首長国連邦)は、7つの首長国からなり、ドバイが有名ですが首都はそのお隣、アブダビです。政治の中心はアブダビなのですが、観光地などで有名なのはドバイですね。経済の中心もこちらです。
日本で言うとアブダビは永田町、ドバイは新宿でしょうか。

お隣の首長国への移動は特段制約はありません。感覚的には東京と神奈川の境みたいなものです。
ただ、条例が異なり、ごみの出し方が異なるように、それぞれの首長国での法規制や罰則は異なります。厳しい所、そうでもないところがあります。

ドバイは空港近くにあるデイラが町の中心で、夕方ごろはいつも車で渋滞し、行列を作ります。エリア的にはさほど広いわけではありませんが、デイラを抜けるために1時間ぐらいかかることもあります。このため、この時間帯はタクシー拒否されることもしばしばです。

UAEは人種のるつぼ

UAEに住んでいる方々の多くは外国籍で、アラブ人は10%程度です。彼らは非常に良い暮らしをしています。所得税もありません。学校も無料で通えて、就職も優先的に厚遇されます。
一方、その他90%の外国人のうち多くは出稼ぎです。空港で案内しているお姉さんはフィリピン人が多いし、タクシードライバーはパキスタン人が多い。全体的にインド人も多いです。彼らはビザを取って滞在します。

例えば、私が会社を作りたいとなった時にも、前提としてまず居住ビザを作らなければなりません。この過程で、平均して3~4週間UAEに滞在しなければなりません。工夫すると早くできますが、それでも2週間はかかります。

このビザを維持するためには180日以内に入国しないと、ビザが自動的に失効します。誰も言ってくれないので、よくよく気を付ける必要があります。
よく6か月と間違って、ビザが切れてしまう方も多いようですよ。31日の月がある分、6か月後にぎりぎり入ると、たいていアウトです。

ドバイの気候

今年の日本も40度近くまで上がり超猛暑でしたが、ドバイは毎年40度を超えてきます。
暑い時期は長く、4月頃はもう暑い。9月頃まで暑いまま走り抜けます。
車で移動することが多いですが、ボンネットで肉が焼けそうです。炎天下の中、
車が故障しないのが不思議なぐらい暑い。

砂が舞っているからか、晴れていてもいつも空はもやがかかっているように見え、太陽も少しボヤっと見えます。

太陽の下で5分歩き続けるのはかなり厳しいです。暑い時期は日中は皆外出せず、暗くなるころから皆外を歩き始めます。夜型の方が多いと見受けられ、モールも24時ごろまで家電や本屋が普通に空いていたりします。

一方この時期10月頃に気温が落ち始め、11月から3月ぐらいまでは涼しいです。コートは着ないけど長袖がちょうど良いぐらいです。
観光にも良いとされますが、ドバイと言えば、暑さを楽しむのも良いと個人的には考えます。

ドバイの食事

慣れてくると、モノの値段が場所によって全く異なることに気づきます。
モールは外国人向けの価額でモノやサービスを提供している店が多く、ローカルのお店では色々な国籍の方が安価で食べられる店が揃っています。
外観がぱっとしないので現地の方に聞いたほうが良いですが、普通においしい店が多いです。特にインド系は、感覚的には半額ぐらいで食べられることが多いです。

ドバイは他のアジアと違って衛生面に優れており、おなかを壊しにくいです。もちろん慣れていない方はいると思いますが、少なくともタイやインドより良いです。

ドバイにはいくつかモールがあります。ガイドブックで紹介される定番のモールは4,5ありますね。実際のところ、7,8割がたはお店が被っています。このあたりが、複数回訪れると観光面で飽きる一因となります。

ドバイの治安

最近はめっきり聞かなくなりましたが、数年前はISによって中東エリアが緊張しました。日本人でも犠牲になりましたので、私もちょっと怖いと思ったこともあります。

しかしながら、地理的に離れているとはいえ、ドバイは私の知る限り、ISによるテロ騒ぎはありませんでした。(小さなものはわかりませんが)。

これに限らず、ドバイでは盗難が少なく、タクシーでぼったくりもありません。
これはクレームを入れられたら国外に追い出されてしまうリスクを伴うからです。私はドバイで道に迷うドライバーに当たってしまったのですが、特段クレームをしたわけではないのですが、途中でメーターを切って誠実に対応してくれました。

これは英語をあまり話せない方にとっては特にメリットがあります。
タクシーで大きいお金しか持ってなくて大丈夫かなと不安になることがありますよね。話せない時にぼったくりタクシーに遭うとやっかいですから。
この点、全てメーターは当たり前。おつりもちゃんと帰ってきます。

ホテルから出るリムジンタクシーはもともとの単価が高いので気を付けてくださいね。

加えて、空港で預ける荷物の場合は鍵などつけて、十分に気を付けてください。ここでは荷物を開けて盗む輩がいます。実際にお土産のアクセサリーを、箱を開けてまでして取られたことがあります。今まで何度も海外出張へ行っていますが、唯一の事件です。

これを話すと矛盾してしまいそうですが、上記はあくまで空港の荷物の話で、街中は非常に安心です。東京と同じと考えて差し支えないです。

この治安と日本人の相性が居心地よく、私は気に入っています。

 

 

 

-小ネタ集
-,

Copyright© 公認会計士プンクスの経営財務・転職ナビ , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.