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面接関係

面接マニュアル本の不適切な回答例

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皆さまこんばんは、プンクスです。

先日、成り行きで転職面接の対策本を見ましたが、なかなか酷い内容でした。
私が見た本が悪いのか、自分が面接対応で少しは成長したからなのか、、、
議題は良いが、内容が抽象的で答えになっていない。
少なくとも、今なお現役で面接をやっているような方が書いた方が良いですね。

本の実名を挙げるわけにはいきませんので、この本に書いてあったもっともらしい回答を否定しながら、お話したいと思います。

最後に何か質問はありますか?の回答について

×書籍:何も聞かないのは悪印象。何を聞くか準備しましょう。

プンクス的所見:特に結果を左右することはありません。
面接の凡そ半分は、開始5分でほぼ結果が出ています。合格する方は一握りなので仕方ないことです。このため、多くの面接の後半はどうしても流れ作業となります。相当数の面接対応をしてきましたが、最後の質問で、この方の質問はすばらしい!と逆転することはこれまで一度もありません。一応聞いているだけです。
無理やりひねり出したどうでもよいような質問はそれこそ衛生要因で、逆効果です。この質問を考えるため、時間をかける必要はありません。

強いて言えば、無難な質問は「もしご縁を頂けましたら、入社までに準備すべきことを教えてください。」でしょうか。これもプラスになるわけではないですが、聞きたいこととしては極めて自然です。業種に関わることで、本人もわかっていないことがあるのが通常なので。

転職動機は何ですか?

×書籍:給与が低いからはNG

プンクス的所見:転職動機として、給与は信頼性の高い回答の一つ。
これは知人の人事と共通する意見でもありますが、より高い給与を求めて転職という動機は下手な転職同期より理にかなっています。実際のところ、転職動機の多くはネガティブな理由が多くを占めます。人間関係が多いのではないでしょうか。
このようなことは皆言いませんので、もっともらしい理由を言います。

一方、面接官はどうしても色々と疑いの目で面接をします。話し方や内容の矛盾などからこれはおかしいな、とひとたび思えば評価は高くなりません。

この点、現給与がそれほど高くない方が、より高い待遇を求めるのはごくごく自然なことです。このため、監査法人自体が落ち込んで給与、年収が下がった時はこの理由も良いのではないでしょうか。

転職回数が多いようですが?

×書籍:心機一転、今度こそ失敗しない意気込みを伝える。

プンクス的所見:意気込みより事実が強く、挽回は厳しいのが実情です。
短いスパンでの転職回数が多い方はやはり不利なので、言葉を並べて伝えても挽回は厳しいです。
この点、有利に進める方策として考えると、嘘を交えたほうが良いということになってしまいます。このような助言をしても仕方ないので、まずはそういった状況に陥らないよう、通常の転職市場で戦う限り、少なくとも2,3年程度は頑張るべきです。

一方、転職を繰り返してあまりに履歴書が傷んでしまった場合は、皮肉でもなんでもなくて、転職回数に寛容な監査法人で頑張るか、独立するなど検討したほうが良いかもしれません。色々な選択肢が増えるのも会計士の長所の一つですので、不利なフィールドで戦う必要はないと考えます。

 

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