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面接関係

面接担当が重視するポイント(経理・財務系)①

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私は面接対応にて、これまで百人程度、履歴書に至っては1000枚以上見てきたと思います。履歴書は幅がやや広いですが、面接において私が担当するのは経理・財務系が中心となります。

紹介ペースは依頼している人材紹介会社によりますが、平均的に毎日2,3紹介してもらえます。平均的に2,3人に一人通過するイメージでしたので、書類通過率は10%~15%でしょうか。

興味がなければそこで終わりで、長くて数十秒のことが多いです。
タイミングによる運もあります。じっくり見れるときもあれば、見れないときもあります。ただ、後にじっくり時間をかけても不思議と大抵同じ判断になります。

まず、私が書類通過の可否を推薦する際、確認事項は下記のとおりです。。

履歴書・職務経歴書の書類上の確認箇所

必ず目を通す箇所:顔、職歴(転職回数、転職理由、勤務年数)、年収、学歴、住所
必要に応じて確認する箇所:英語、資格、情報処理能力

まず顔に目がいきますね。履歴書だからという以前に、
絵や図に注目がいくのは人間として仕方ない。ここで一つの印象付けがされますが、通常はここで差はつきません。写真のアドバイスこのブログで語るべきではありませんが、よくいるのが緊張が全面に出て、目を見開いて前のめりな印象の写真。神経質な印象を与えるので損です。

次に職歴ですが、職務内容より先に、私は転職回数とその理由を確認します。多くの人材紹介会社は、転職ごとの理由を書面に付記してくれます。
この転職理由は超重要とお考え下さい。

特に会計士が該当しますが、どの会社も入ってきた方がすぐ辞めないか心配しています。これは実力のあるなし関係ありません。実力のある方であればより高みや独立を目指したりしないか、逆に実力がなくて転々としているのではないかなど、すぐ辞めてしまうリスクはどのような人材にもあり得るからです。

この点においても、言ってはいけない転職理由がいくつかあります。

  1. 上司・会社の不満
    これを理由にすると、ガクッと通過率が落ちると思われます。
    少なくとも私は危険と判断します。しかし結構記入してしまっている人が多いんですよね。「上司に意見をいっても通らなかった」とか「経営者が変わって社風が変わった」など。会社や上司を理由にする方は、本当に会社や上司が酷すぎて転職する場合もあるので、一律な判断はできませんが、潜在的リスクが高すぎます。本当のところがわからないためです。
  2. 今の会社に不満はないが、、、のフレーズ
    この枕詞は必要ありません。不満がありそうに聞こえます。
    また、転職時に現職をよいしょする枕詞は求められていません。
    何か不満があるから転職するのが通常の思考回路かと思います。書類時、面接時問わず、聞かれない限り答えなくてよいフレーズです。
  3. うつ病など精神的な病の経験
    中には、前職で精神的にやられてしまって辞めてしまった、または辞めたい方もいるでしょう。
    これを人材紹介会社にそのまま言ってしまう方がいるようです。この点、気を付けましょう。人材紹介会社の担当者に、言わないでくださいor空気を読んでください。と希望するのは無理があります。彼らも仕事ですので、リスクを依頼者に伝える必要があります。一方で、これを隠せという趣旨ではありません。後でトラブルになる元ですので、書類や人材紹介会社に言わなくても良いですが、面接などの場で、自分の言葉に置き換えて(通る範囲の言い方にとどめて)説明しましょう。

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