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民間出身会計人 VS 監査人

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こんばんは、プンクスです。

会計士の転職先で定番の職種の募集で、下記のように
会計士ではなく、実務経験者を求める募集企業も増えてきました。

【時短勤務・週3勤務・リモートワーク可】内部監査マネージャー候補

いい条件ですね。
民間出身の実務者でも、会計士でもどちらでもいい募集です。
どちらに分があるでしょうか。

経理・財務・内部監査等々、全ての仕組みや数字を考え、作成し、実行するのは会社で、監査人はそれを評価するにすぎません。

社内で実務に携わった者は次の会社でその同等の経験を活かすことは比較適用容易でしょうが、監査人が同じものを他社で披露できるかというと難しい。評価するという一側面においては機能しますし、専門知識は負けないでしょうが。

両者の優劣を明確に論じることはナンセンスですが、一から経験を積んだ実務スペシャリストに対しては、少し分が悪いですね。

非常によく聞く話として、監査法人から民間へ、出向へ行くはいいが、出向先からクレームを受けて返り討ちに遭うケースが非常に多い。これは受け入れ先の企業からもよく聞きます。

優良会社でないと会計士は出向したがりませんので、通常受け入れ先の企業は魅力ある企業です。そのような会社は大抵、優秀な社員が既に揃っていますから、並の会計士であると苦しいのも頷けます。
そして、悪い時に限って、部署、社内、社外へ悪評が広がってしまうわけです。

上記は出向のケースですので、会計士にとってはアウェイの地の話ですが、
会計士のアキレス健はここにあります。
優秀な会計士も多くいるのですが、ダメな会計士が評判を落とし、監査法人全体が実務では使えないという風評が流れ、いつかそれが定着することです。

このため、私は民間経験のない会計士は、監査法人からの出向で勝負するか、転職で経験を積むか、いずれか経験することをおすすめします。

そうすれば、いざという時に、監査法人のみの経験で足元を見られたり、履歴書上で不利な見方をされることがなくなります。

民間でしかわからないことも事実多いので、きっと多くの苦労とともに貴重な経験が得られると思いますよ。

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