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日記

継続して発生する不正、改ざんより、日本の不正防止発見機能を考える

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皆さまこんばんは、プンクスです。
最近はKYBの免震不適合のニュースで持ち切りですが、この手の不正のニュースは今も昔も多く、本年も続いていますね。

本件は会計士の監査の対象とは異なりますが、組織の中のそれなりの規模をもった集団が隠ぺいしているのですから、本質は共通するものがあり、なかなか根深いものがあります。
このような隠ぺいは通常は発覚しないから隠ぺいなのであって、表に出てくるのは氷山の一角と推定されます。日本はチェック機能があるからこのような不正が発覚するのか、そもそも不正が実は多い国なのかなかなか判断が難しいところです。

この点、立証が難しいのですが、私はどちらかというと日本は前者であり、相対的に不正が少ない国であると考えます。

例えば、インドで言うと未だ納税している会社は全体の10%にも満たないと聞きます。これは無理がある数字ですね。先日ブラック&ホワイトマネーのお話をしましたが、少なくとも数年前は相当裏金にまみれた状態でした。監査人も黙認するか、不正に追随してしまうケースも多いようです。

このような状態と比較した限りでは、日本は防止機能も発見機能も優れており、不正を洗い出すことができている方なのではないでしょうか。

個人的には医大の試験の男女差別、浪人差別が急にあれほどクローズアップされるのは違和感すら感じます。問題と言うことに疑いないのですが、合格者の男女比が違うことはデータとしてずっとわかりきっていたことであって、浪人の有利不利があるということは受験生の常識でもあったからです。

根拠なく、徒なことは言えませんが、海外ではこのような出来事は「不正」というジャンルには入らないと思われます。賄賂を受け取ったという前提ではないですから。

これらを踏まえると、不正を発見する難易度で言うと、不正を不正と考えていない低いレベルでは発見は簡単ですが、高度な隠ぺいを伴う日本では大変です。その割に社会的に大きく問題になって、一発退場となる可能性を秘めているので、相対的な比較の上では割に合わないところがあるかもしれません。

裏を返せば、会計士としてのスキルは高くなるはずですけどね。しかしながら、日本の会計士は優秀だという評判を聞いたことはなく、悔しいところです。

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